美ら島沖縄総体2010レポート

第2日目8月18日 第3日8月19日 第4日8月20日

第1日目8月17日
 
 美ら島沖縄インターハイが始まった。沖縄初のインターハイ開催。この大会で1県開催は終了し、来年からは地域開催(水球は秋田市)となる。
 ブロック予選で、前年2位の前橋商が敗退する波乱があったが、本戦になっても名門・強豪が次々と敗れ、戦国模様を呈してきた。

第1試合

佐賀東 対 鳥羽
9(1+2+3+3)vs(0+3+4+0)7

佐賀得点者:佐伯1、竹下5、吉田3
服部監督コメント:ディフェンスががまんして頑張ったのが勝因です。
竹下主将コメント:7年ぶりに勝てて嬉しかったです。

鳥羽得点者:小林3、瀧川1、野村2、樋口1
岩佐監督コメント:やるべきことをしなかったので、負けて仕方がない。相手が強かった。

 大方は、2年前のJO夏季B区分優勝のメンバーを揃えた鳥羽の勝利を予想したのではないだろうか。それを、地元インターハイから3年ぶりの出場となる佐賀東が見事にひっくり返した。
 第1ピリオド、主力が2年生の鳥羽は緊張のせいか、動きがにぶい。持ち前のしつこいディフェンスからカウンターという方程式がなかなか出てこない。一方佐賀は、鍛え抜かれた泳力と体力で鳥羽に対して一歩もひけをとらない。残り4分、相手退水から吉田が得点、ゲームの均衡を破った。思いがけない展開に、鳥羽は1点を取り戻すべく攻撃を繰り返すがすべて不発、佐賀にリードを許して第1ピリオドを終えた。
 第2ピリオドは鳥羽が落ち着きを取り戻し3点を取るが、佐賀も引き離されることなく3対3の同点で後半に突入した。
 第3ピリオド残り1分47秒、鳥羽は瀧川の5mからのバウンドシュートで7対5と、この試合初めて2点差をつけた。しかし、ここから佐賀のキャプテン竹下が大爆発、残り24秒にゴール前で得点、1点ビハインドで最終ピリオドに持ち込んだ。
 最終ピリオド、必死で反撃する鳥羽だが、詰めに欠き、疲れが見えてきた。一方竹下は最後まで体力・気力が落ちず4分19秒に同点打、2分43秒に逆転打、41秒にダメ押しと3連続得点で、鳥羽の息の根を止めてしまった。

第2試合

関西 対 金沢市立工業
8(1+2+2+2+0+1)vs(2+2+1+2+0+0)7

関西得点者:吉本1、津崎4、塚本2、亀井1

金工得点者:吉田1、川本2、玉谷1、石谷3
寺田監督コメント:やるべきことができなかったので結果につながらなかった。

 金工が第2ピリオド前半で4対1と3点差をつけたが、そこから関西が反撃3対4と、1点ビハインドで後半へ。
 後半も激しい点の取り合いが続き、第4ピリオド、金工が残り1分半に追いついて延長戦に突入した。延長後半残り23秒、関西・吉本がゴール前の攻防からミドルを決め勝負がついた。

第3試合

城北 対 山形工業
3(1+0+1+1)vs(3+1+2+4)10

城北得点者:平塚1、小川1、仲栄真1
宮川監督コメント;1.2年主体のチームだったので、来年に向けての良い経験をさせることができた。

山形得点者:高橋1、近野兄2、羽角4、齋藤3
齋藤監督コメント:日頃の練習、練習量の成果だと思います。うまくいかなかったことも、たくさんありました。

 3年前の岡山JOB区分で優勝を果たしたメンバーが中心の山形。小学生のころからともにプレーしてきた同志で、チームワークは抜群である。城北もこの大会で4位に入っている。
 お互い初戦ということで、前半は様子見のラリーが続いたが、後半は山形の持ち前のパワーと機動力がフル回転、10対3で城北を下した。山形GK木村はJOMVPの片りんを見せる86%のセーブ率を挙げた。

第4試合

青森商業 対 四日市中央工業
1(0+0+1+0)vs(5+2+4+9)20

青森得点者;船橋1
今監督コメント:暑かった。よい経験になった。

四工得点者:棚橋1、田中浩1、田中亮1、加茂2、柿市7、藤井2、大野5、岡1
川口監督コメント:前回は1回戦で負けたので、大差をつけて勝てたのがまだ信じられないです。

 メンバーが7人しかいない青森は、四中工のパワフルな攻撃の前に防戦一方となり1点を挙げるのがやっとだった。四中工は、大量得点で初戦を気持ちよく勝ち抜いた。

第5試合
富山北部 対 福岡工業
6(2+1+1+2)vs(3+1+2+2)8

富山得点者:堀1、武田2、田中2、宮本1

福工得点者:深川兄1、伊藤1、三島1、浦山2、深川弟3
監督コメント:ロースコアで、予想通りの試合になったが、どうにか選手たちが泳ぎきって勝つことができました。

「福岡の水球が変わった」とは、長く高校水球を見てきた方の感想。「これまではむしゃらにゴールに向かっていた感が強かったが、緩急をつけ時間を使い周りをよく見る大人の水球になった」とのこと。この変化は、試合巧者富山との戦いでも発揮された。
 福岡は、富山の攻守の要・武田を徹底的にマーク、得点を2点に抑えた。オフェンスでは、ルーキー深川弟がカウンター、ミドルなど多彩な攻撃を見せ3得点を挙げ、勝利に貢献した。

第6試合

明大中野 対 津田学園
4(0+0+0+4)vs(1+3+1+1)6

明中得点者:相川1、山上2、道場1
佐藤監督コメント:力不足でした。

津田得点者:今井3、泉3
舘監督コメント:第1ピリオドは初戦ということで緊張していましたが、第2ピリオドからは落ち着きを取り戻しました。第4ピリオドの失点は次の試合までに修正します。

 明中が全国大会の感覚を取り戻せない間に、5年連続出場の津田が積極的なプレーで次々と得点を重ねていった。特にキャプテン泉は獅子奮迅の動きを見せ3得点。文字通りチームの牽引車となった。
 明中は最終ピリオドに1点差まで迫ったが、エンジンのかかりが遅すぎた。全国的なレベルが均衡してきている中、初戦を突破していく戦略を練り直す必要がある。

8月27日午後11時更新